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公開中のエピソード
第1話
世界は「すき間」から始まったカオスと天地創造(神統記)
第1話。霧のヘリコン山で、腹ぺこの羊飼いヘシオドスが毒舌の女神ムーサたちに罵られ、月桂樹の杖と神の声を渡される。白い無に一本の『すき間』がひらき、闇と夜、そしてヘシオドス自身の歌が呼んだ光、大地と星の天が生まれる。大地の奥に宿った十二の子のうち、末っ子だけが天井の向こうの父を金の目でにらんでいた。
20ページ第2話
「誰か」と母は鎌を差し出したクロノスとウラノス
シリーズ第2話。星の天ウラノスに子らを大地の奥へ押し込められた母ガイアは、自分の体から灰色のアダマスの鎌を作り「誰か」と呼びかける。兄も姉も黙りこむなか、いちばん若くて細い末っ子クロノスだけが前に出た。
19ページ第3話
愛の女神は、天の傷から生まれたアプロディテの誕生
第3話。天から落ちた滴から戦士やニンフが生まれ、海の泡からは愛の女神アプロディテが歩み出る。同じ始まりの時、夜はだれとも交わらずに死や眠り、そして情愛を産み落としていた。
19ページ第4話
怪物たちは、みんな家族だったメドゥーサとエキドナ
第4話。真実の歌を求める羊飼いヘシオドスは、嘘をつかない「海の老人」ネレウスに導かれ、五十人の海の娘たちから、メドゥーサ、エキドナ、ケルベロス、ヒュドラ、キマイラへと続く一族の系譜をたどる。怪物にも母がいて、兄弟がいた。そして死すべき娘の命から、天馬ペガソスが空へ駆けあがる。
19ページ第5話
この子だけは、呑ませないクロノスとレア
第5話。父を倒して王になったクロノスは、ひとつの予言を恐れ、生まれた五人の子を次々に呑みこむ。悲しみの底で六人目を宿した母レアは、大地と天に知恵を求め、大地が差し出したひとつの石を胸に刻んで、夜の海を越える。「今度こそ守る」と決めて。
19ページ第6話
神々の王を救ったのは、ひとつの石ゼウスの誕生とクロノスの石
第6話。霧の山で、歌の女神たちが羊飼いに「母がたったひとつ嘘をついた夜」を歌う。子をのみ続ける少年王クロノスから末の子ゼウスを守るため、母レアは産着で包んだ石を差し出した。大地の洞窟で育ったゼウスは祖母ガイアの仕込みと自分の力で父を打ち負かし、五人の兄姉を光の中から取り戻して母と再会し、縛られたおじたちから雷を授かる。
20ページ第7話
勝利は、駆けつけた者のものステュクスとニケ
第7話。ゼウスが神々を呼び集めても、誰も先に手を挙げない。末娘ニケの一言に背を押されたステュクスが四人の子を連れて真っ先に駆けつけ、ひとりぼっちだった若い王は「約束を守る王」としてその一歩に応える。
19ページ第8話
忘れられた兄弟は、恩を忘れなかったゼウスとヘカトンケイル(百手巨人)
第8話。羊飼いの青年ヘシオドスが霧の山で歌の女神たちから聞いた歌――わが子を呑みこんだ父クロノスとの戦いが十年たっても終わらないなか、ゼウスは大地の母ガイアの声を聞き、地の底に忘れられていた百の腕の三兄弟を自らの手で光のもとへ連れ戻す。コットスは今度は自分たちが守ると誓い、ゼウスは初めて雷をかかげるが、対岸の闇では金の目が開いていた。
20ページ全話の構想14
第9話制作中
ティタノマキア
神々の世界大戦。雷で海を沸騰させたゼウスの全力を、フルカラーで描く。
第10話予定
タルタロスの門
地獄よりも深い場所、タルタロス。神々でさえ恐れた世界の底を巡るツアー。
第11話予定
百頭の嵐テュポエウス
『台風(typhoon)』の語源の一説とされる怪物。ゼウスが王になる前の最後の試練。
第12話予定
知恵を呑む王
父と祖父は子を恐れて王座を失った。ゼウスは子を産む『知恵』を呑み込んで呪いを終わらせた。
第13話予定
メコネの分け前
神々への捧げ物が骨なのはなぜか。それは、ある神のいたずらから始まった。
第14話予定
美しき災い
パンドラの箱の元になった話。ただし最初の原典には『パンドラ』という名前も『箱』も出てこない。
