平家物語の登場人物
平家物語には、栄華をきわめた平清盛とその一門、平家を倒した源義経や木曽義仲、戦場で命を散らした若武者や老武者、権力に振り回された女性や僧など、たくさんの人物が登場します。ここでは物語の中心となる人物を、何者なのか、どんな活躍をしたのかがわかるように紹介します。
登場人物一覧22
平清盛
栄華をきわめた平家の総帥
平清盛(たいらのきよもり)とは、平安時代の終わりに武士として初めて太政大臣にまでのぼりつめ、平家一門の栄華を築いた人物です。出家したあとは「入道相国」とよばれました。娘の徳子を高…
6話に登場:第1話, 第2話, 第3話, 第4話, 第6話, 第14話源義経
平家を滅ぼした天才武将
源義経(みなもとのよしつね)とは、源頼朝の弟で、源平合戦で平家を滅ぼした源氏の武将です。幼いころの名は牛若丸で、九郎判官ともよばれます。思いもよらない作戦で次々と勝利をあげました…
5話に登場:第9話, 第10話, 第11話, 第12話, 第13話建礼門院
一門でただ一人生き残った国母
建礼門院(けんれいもんいん)とは、平清盛と時子の娘・平徳子のことです。高倉天皇の后となり、安徳天皇を生みました。平家が滅びた壇ノ浦の戦いで海に身を投げましたが引き上げられ、一門の…
3話に登場:第4話, 第13話, 第14話平敦盛
笛を愛した十七歳の公達
平敦盛(たいらのあつもり)とは、清盛の弟・経盛の子で、一ノ谷の戦いで十七歳で討たれた平家の若い公達です。笛の名手で、名笛「小枝(さえだ)」を腰に差していました。
2話に登場:第11話, 第14話熊谷直実 熊谷次郎直実
敦盛を討って泣いた坂東武者
熊谷直実(くまがいなおざね)とは、武蔵国(今の埼玉県)熊谷の武士で、一ノ谷の戦いで平敦盛を討ったことで知られる源氏方の武者です。「くまがえ」とも読みます。
2話に登場:第11話, 第14話那須与一 那須与一宗高
扇の的を射抜いた弓の名手
那須与一(なすのよいち)とは、下野国(今の栃木県)那須の武士で、屋島の戦いで平家の船に掲げられた扇の的を一本の矢で射抜いた弓の名手です。
2話に登場:第12話, 第14話木曽義仲 源義仲
平家を都から追った木曽の猛将
木曽義仲(きそよしなか)とは、信濃国の木曽で育った源氏の武将・源義仲のことで、源頼朝のいとこにあたります。平家の大軍を破り、源氏で最初に都に入りました。
3話に登場:第7話, 第9話, 第14話平知盛
壇ノ浦で一門を率いた名将
平知盛(たいらのとももり)とは、平清盛の四男で、壇ノ浦の戦いで平家の軍を指揮した武将です。一門の中でもすぐれた大将として描かれます。
2話に登場:第13話, 第14話二位尼 平時子
孫の帝を抱いて海へ入った清盛の妻
二位尼(にいのあま)とは、平清盛の妻・平時子のことです。建礼門院の母で、安徳天皇の祖母にあたります。夫とともに出家したため、二位尼や二位殿とよばれました。
3話に登場:第6話, 第13話, 第14話安徳天皇
壇ノ浦に沈んだ八歳の天皇
安徳天皇(あんとくてんのう)とは、高倉天皇と建礼門院徳子の子で、平清盛の孫にあたる天皇です。数え年三歳で即位し、八歳で壇ノ浦の海に沈みました。
3話に登場:第8話, 第13話, 第14話俊寛
ただ一人島に残された僧
俊寛(しゅんかん)とは、京都の法勝寺で執行(寺の長官)をつとめた僧です。平家を倒そうとする密談「鹿ヶ谷の陰謀」に加わった罪で、鬼界が島へ流されました。
3話に登場:第3話, 第4話, 第14話祇王
清盛に捨てられた白拍子
祇王(ぎおう)とは、平清盛に愛された都で評判の白拍子(歌って舞う芸人)です。清盛の心が仏御前に移ったことで館を追われ、二十一歳で尼になりました。
2話に登場:第2話, 第14話仏御前
栄華を捨てて尼になった白拍子
仏御前(ほとけごぜん)とは、加賀国(今の石川県)から都に出てきた、十六歳の評判の白拍子です。清盛の寵愛を受けますが、十七歳で自ら出家しました。
1話に登場:第2話平忠度
和歌を愛した文武の武将
平忠度(たいらのただのり)とは、平清盛の末の弟で、薩摩守の官職をもつ平家の武将です。藤原俊成に和歌を学んだ歌人でもありました。一ノ谷の戦いで討たれています。
3話に登場:第8話, 第10話, 第14話源頼政
鵺を射た老将、反乱に立つ
源頼政(みなもとのよりまさ)とは、弓と和歌の名人として知られた源氏の老将です。七十歳をこえてから以仁王とともに平家に反旗をひるがえし、宇治の平等院で自害しました。
2話に登場:第5話, 第14話斎藤実盛 斎藤別当実盛
白髪を染めて戦った老武者
斎藤実盛(さいとうさねもり)とは、武蔵国長井の武士です。もとは源氏に仕えていましたが、のちに平家方についた老武者で、篠原の戦いで討たれました。
2話に登場:第6話, 第7話平忠盛
闇討ちを知恵でかわした清盛の父
平忠盛(たいらのただもり)とは、平清盛の父で、武士として初めて宮中の殿上(清涼殿の殿上の間)に上がることを許された人物です。平家が栄えるための土台を築きました。
3話に登場:第1話, 第11話, 第14話後白河法皇
源平の間を生きぬいた法皇
後白河法皇(ごしらかわほうおう)とは、天皇の位を退いたあとも長く政治の中心にいた上皇(出家後は法皇)です。清盛とも源氏とも、手を結んだり対立したりしながら、源平の争乱の時代を生き…
4話に登場:第3話, 第4話, 第8話, 第14話源頼朝
鎌倉から平家を倒した源氏の棟梁
源頼朝(みなもとのよりとも)とは、平家を倒して鎌倉に武士の政権を開いた源氏の棟梁です。のちに征夷大将軍となり、鎌倉幕府の初代将軍になりました。
3話に登場:第5話, 第6話, 第9話平重盛
父の暴走を止めた清盛の嫡男
平重盛(たいらのしげもり)とは、平清盛の嫡男で、内大臣までのぼった平家の武将です。おだやかで筋道を重んじる人物として描かれ、「小松殿」ともよばれました。
3話に登場:第3話, 第4話, 第14話平教経
平家一の強弓の猛将
平教経(たいらののりつね)とは、清盛の弟・教盛の子で、能登守の官職をもつ平家の武将です。平家一番の強弓と怪力の持ち主として知られます。
2話に登場:第12話, 第13話平宗盛
清盛亡きあとの平家の当主
平宗盛(たいらのむねもり)とは、平清盛の三男です。兄の重盛と父の清盛が亡くなったあと、平家一門の当主になりました。
4話に登場:第5話, 第7話, 第8話, 第13話