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熊谷直実(熊谷次郎)とは

敦盛を討って泣いた坂東武者

熊谷次郎直実(くまがいなおざね)

熊谷直実(くまがいなおざね)とは、武蔵国(今の埼玉県)熊谷の武士で、一ノ谷の戦いで平敦盛を討ったことで知られる源氏方の武者です。「くまがえ」とも読みます。

平家物語では、息子の小次郎とともに一ノ谷の一番乗りをねらいます。戦いのあと、手柄を求めて波打ち際をさまよい、海へ逃げようとする平家の武者をよび戻して組み伏せました。ところが、兜の下の顔は息子と同じ年ごろの少年でした。助けようと思いますが、後ろから味方の土肥・梶原の軍勢が迫り、「ほかの者の手にかかるくらいなら」と泣く泣く首を取ります。敦盛が持っていた笛を義経たちに見せると、その場の人々はみな涙を流しました。

原典では、この出来事が熊谷が仏の道を志すきっかけになったと語られます。熊谷はのちに実際に出家して法然の弟子となり、「蓮生」と名乗りました。

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