平知盛(新中納言知盛)とは
壇ノ浦で一門を率いた名将
平知盛(たいらのとももり)
平知盛(たいらのとももり)とは、平清盛の四男で、壇ノ浦の戦いで平家の軍を指揮した武将です。一門の中でもすぐれた大将として描かれます。
平家物語では、壇ノ浦の戦いが始まる前に船の上から全軍を励まします。阿波民部重能の裏切りを見抜いて兄の宗盛に処罰を進言しますが、聞き入れられませんでした。負けが決まると帝の乗る船に移り、見苦しいものを海へ捨てさせて、女房たちに「めずらしい東国の男たちをご覧になれますよ」と言います。一門の最期を見届けると「見るべきほどのことは見つ」と言い、乳母子の伊賀平内左衛門家長と約束どおり鎧を重ねて着て、手を取り合って海に沈みました。
知盛はのちに、能「船弁慶」の怨霊や、歌舞伎「義経千本桜」の「碇知盛」として演じられるようになりました。
登場する話2
第13話
8歳の天皇は、祖母に抱かれて海へ壇ノ浦の戦い/知盛最期
琵琶の語りで始まる、平家最後の一日。一門でいちばん先に負けを悟った知盛は、裏切り、幼い帝と母の入水、教経の最後の戦いを見届け、「見るべきものは、すべて見た」と言って兄弟同然の家来・家長と手を取り合い、海へ跳ぶ。
20ページ第14話
一族を滅ぼした男が、会いに来た大原御幸(建礼門院)
シリーズ第14話(最終話)。壇ノ浦でただ一人生き残った建礼門院は、大原の庵で祈りの日々を送っていた。初夏、一族を滅ぼす戦を命じた後白河法皇がひそかに訪ねてくる。彼女はその恨みを本人に向かって口にしたうえで、自分の生涯を「六つの世」になぞらえて語りはじめる。
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