建礼門院(平徳子)とは
一門でただ一人生き残った国母
建礼門院(けんれいもんいん)
建礼門院(けんれいもんいん)とは、平清盛と時子の娘・平徳子のことです。高倉天皇の后となり、安徳天皇を生みました。平家が滅びた壇ノ浦の戦いで海に身を投げましたが引き上げられ、一門の中で生き残った人です。
平家物語では、まだ中宮だった彼女のお産の無事を祈る恩赦がきっかけで、鬼界が島の流人たちが許されます。壇ノ浦では、母と息子が沈むのを見て自分も海に入りますが、源氏の武者の熊手に髪をかけられて引き上げられました。最後の巻「灌頂巻」では、都の長楽寺で出家したあと、大原の寂光院のそばの庵で一門の菩提を弔って暮らします。訪ねてきた後白河法皇に、自分の生涯を仏教の「六道」になぞらえて語りました。
寂光院は今も京都の大原にあり、建礼門院ゆかりの寺として知られています。
登場する話3
第4話
許し状に、自分の名前だけがない俊寛(鬼界ヶ島)
三人で流された火山の島に届いた許し状には、俊寛の名前だけがなかった。去っていく船にすがり、浜に一人残された男のもとへ、何年もたってから一人の少年が海を越えて会いに来る。
19ページ第13話
8歳の天皇は、祖母に抱かれて海へ壇ノ浦の戦い/知盛最期
琵琶の語りで始まる、平家最後の一日。一門でいちばん先に負けを悟った知盛は、裏切り、幼い帝と母の入水、教経の最後の戦いを見届け、「見るべきものは、すべて見た」と言って兄弟同然の家来・家長と手を取り合い、海へ跳ぶ。
20ページ第14話
一族を滅ぼした男が、会いに来た大原御幸(建礼門院)
シリーズ第14話(最終話)。壇ノ浦でただ一人生き残った建礼門院は、大原の庵で祈りの日々を送っていた。初夏、一族を滅ぼす戦を命じた後白河法皇がひそかに訪ねてくる。彼女はその恨みを本人に向かって口にしたうえで、自分の生涯を「六つの世」になぞらえて語りはじめる。
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