シーターとは
大地から生まれた王女
シーター(しーたー)
シーター(しーたー)とは、『ラーマーヤナ』のヒロインで、ミティラー国のジャナカ王の娘です。王が田を耕していたとき、鋤(すき)でできた溝の中から見つかったとされます。「シーター」という名前も「鋤の溝」という意味で、大地から生まれた姫として語られています。
第1話ではほとんどしゃべらず、遠くからラーマと目が合う場面と、結婚式で父からラーマに託される場面に登場します。原典では、ジャナカ王はシヴァ神の大弓を引けた者に娘を嫁がせると決めていました。ラーマがその弓を引いて折ったことで、二人は結ばれます。
のちに羅刹の王ラーヴァナにさらわれ、物語の大きな山場の中心になります。苦しい目にあっても心を曲げない女性として、インドで広く敬われています。