ラーヴァナ(ダシャグリーヴァ)とは
十の首を持つ羅刹の王
ラーヴァナ(らーゔぁな)
ラーヴァナ(らーゔぁな)とは、『ラーマーヤナ』の最大の敵で、南の海に浮かぶランカー島を治める羅刹(らせつ)の王です。十の首と二十の腕を持ち、厳しい苦行によって神々や魔族に負けない力を授かったため、神々さえ恐れていました。
妹シュールパナカーがラーマ兄弟に傷つけられ、ジャナスターナの羅刹軍も全滅すると、ラーヴァナはシーターを奪おうと考えます。羅刹マーリーチャを脅して黄金の鹿に化けさせ、ラーマとラクシュマナを庵から引き離しました。そのすきに、さすらいの修行者に化けて一人のシーターに近づき、正体を現して空飛ぶ車でさらいます。行く手をはばんだ鳥の王ジャターユの翼を切り落とし、ランカーへ連れ去りました。
「十の首を持つ者」という意味のダシャグリーヴァという別名もあります。インドの祭り「ダシャラー」では、ラーヴァナの大きな人形を燃やして悪に対する善の勝利を祝う地域があります。
登場する話3
第1話
少年の一矢は、強すぎたラーマーヤナ「少年の巻(バーラ・カーンダ)」
一羽の鳥の死を悼んだ詩人の歌から、ある王子の物語がはじまる。シリーズ第1話、父のもとを離れた少年ラーマは、厳しい聖仙との旅で初めて自分の力の大きさと、そのおそろしさを知る。
19ページ第5話
求婚を断ったら、一万四千の軍が来たシュールパナカーとカラの軍勢(森の巻/アラニヤ・カーンダ)
森の修行者たちを守ると誓ったラーマ。羅刹の王女シュールパナカーの求婚を退けたことから、一万四千の羅刹軍が押し寄せる。ラーマは妻と弟を洞窟へ逃がし、ただ一人で立ち向かう。
19ページ第6話
その鹿を、追ってはいけなかった黄金の鹿とシーターの誘拐
森の庵に現れた美しすぎる黄金の鹿は、十の頭を持つ魔王ラーヴァナの罠だった。愛と善意が一つずつ扉を開け、シーターは空へさらわれる。年老いた鷲の王ジャターユはただ一羽で立ち向かう。
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