豊臣秀吉(木下藤吉郎)とは
信長の家臣から天下人へ
豊臣秀吉(とよとみひでよし)
豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)とは、低い身分から信長の家臣として出世し、信長の死後に天下統一を成し遂げた武将です。この作品の時代にはまだ木下藤吉郎と名乗っていて、『信長公記』にもその名で登場します。
第6話では上洛の途中、箕作城攻めの将の一人として加わります。第7話の金ヶ崎では、信長が退いたあとの城に残された武将として記されました。第8話では姉川の戦いののち、降参した横山城の守りを任されます。少しずつ大きな役目を与えられていく様子がわかります。
金ヶ崎の働きは「金ヶ崎の退き口」として秀吉の出世物語でよく語られますが、後世に大きく語られた部分もあるとされます。信長が本能寺の変で倒れると、秀吉は明智光秀を山崎の戦いで破り、信長の後継者の座へ駆け上がりました。
登場する話4
第6話
副将軍はいらない、港をくれ信長の上洛
すべてを失った貴人を担いで、信長は山の城をたった一日のうちに落とし、都を朱の長槍で埋める。本作では、伝えられる話をもとに、泣いて「父」と呼ぶ将軍が差し出した高い位を断り、港と道の町だけを望んだ男を描く。
19ページ第7話
勝っていたのに全力で逃げた夜金ヶ崎の退き口
勝利を目前にした信長に、妹の夫が背いたとの報せが届く。一度は笑い飛ばした男は、重なる報せに「是非に及ばず」と告げ、勝ち戦も面目も置いて闇の山道を京へ走る。
19ページ第8話
裏切った妹の夫と、川の中で姉川の戦い
妹の夫に背かれ泥だらけで逃げ帰った信長は、二か月足らずで北へ戻り、残った味方に戦場の半分を預けて川の戦に勝つ。だが山の城は落ちず、秋、消えなかった敵の旗はまた別の山へ登っていく。
19ページ第10話
新年の宴、まだ一皿ある黄金の髑髏
第10話「黄金の髑髏」。「御父」と呼んだ将軍を京から追い、名家と妹の夫の家もふた月足らずで消した信長。翌年の元日、客が帰った広間で、彼は上機嫌に「まだ、さかながある」と告げる。
19ページ