丹羽長秀(丹羽五郎左)とは
信長を支えた万能の重臣
丹羽五郎左衛門長秀(にわながひで)
丹羽長秀(にわ ながひで)とは、若いころから信長に仕えた織田家の重臣です。通称は五郎左衛門で、戦だけでなく、城づくりなどの裏方の仕事もこなしました。米のように欠かせない人という意味で「米五郎左」と呼ばれたと伝わっています。
第5話の美濃攻めでは、加治田城の佐藤紀伊守など、美濃の有力者を味方につける取り次ぎ役と、城攻めの両方で働きます。第6話では箕作城攻めの将の一人となり、第7話の越前攻めにも名前が登場しました。信長の大事な場面にいつも顔を出す人物です。
のちに安土城の普請奉行を務めたことでも有名です。信長の死後は豊臣秀吉とともに明智光秀と戦い、清洲会議にも加わって、信長の跡をどうするかを決める話し合いに立ち会いました。1585年に亡くなっています。
登場する話3
第5話
大軍に勝った殿が、山に勝てない稲葉山城の戦い
四万五千の大軍を破った信長が、山の上の城ひとつに何年も届かず「帰るぞ」を繰り返す。敵の味方を一人ずつ減らした末、人質の到着を待たずに動いた男の速さに、味方さえ肝をつぶす。
19ページ第6話
副将軍はいらない、港をくれ信長の上洛
すべてを失った貴人を担いで、信長は山の城をたった一日のうちに落とし、都を朱の長槍で埋める。本作では、伝えられる話をもとに、泣いて「父」と呼ぶ将軍が差し出した高い位を断り、港と道の町だけを望んだ男を描く。
19ページ第7話
勝っていたのに全力で逃げた夜金ヶ崎の退き口
勝利を目前にした信長に、妹の夫が背いたとの報せが届く。一度は笑い飛ばした男は、重なる報せに「是非に及ばず」と告げ、勝ち戦も面目も置いて闇の山道を京へ走る。
19ページ