斎藤道三(山城道三)とは
美濃の蝮と恐れられた舅
斎藤道三(さいとう どうさん)
斎藤道三(さいとう どうさん)とは、戦国時代に美濃(いまの岐阜県南部)を治めた武将で、織田信長の妻の父です。「蝮」と恐れられ、一代で国を奪ったと語られてきましたが、親子二代で成しとげたという説もあります。『信長公記』では「山城道三」と書かれています。
噂の婿を確かめようと、富田の聖徳寺での会見を申し入れ、町外れの小家に隠れて行列をのぞきます。うつけ姿の信長の後ろには長槍五百本。さらに寺では正装で現れた信長に驚かされました。帰り道には、自分の子どもたちが信長の家来になるだろうと嘆きます。のちに息子の義龍と争い、1556年に長良川の戦いで討ち死にしました。
信長の妻となった道三の娘は「濃姫」の名で知られていますが、この呼び名は後の時代の書物によるものです。
登場する話3
第2話
うつけ婿を覗いたら、槍が五百本聖徳寺の会見
噂の「たわけ」の婿を、町外れの小屋の隙間から覗いて笑ってやろうとした老将・道三。だが婿の後ろには五百本の朱い槍が続き、寺では誰も見たことのない正装の若殿が待っていた。
19ページ第3話
弟を許すのは、一度だけ稲生の戦い
自分を認めてくれた妻の父・道三を失い、ひとりになった若き当主・信長。その隙に、母に愛された礼儀正しい弟が家臣に担がれて兄に背く。信長は一度は弟を許すが、二度目は許さなかった。
19ページ第5話
大軍に勝った殿が、山に勝てない稲葉山城の戦い
四万五千の大軍を破った信長が、山の上の城ひとつに何年も届かず「帰るぞ」を繰り返す。敵の味方を一人ずつ減らした末、人質の到着を待たずに動いた男の速さに、味方さえ肝をつぶす。
19ページ