マーリン(ミルディン)とは
未来を見通す王の魔術師
マーリン(まーりん)
マーリン(まーりん)とは、アーサー王伝説に出てくる魔術師・予言者です。未来を見通し、姿を変える術を使って、アーサーが生まれてから王になるまでを陰で導きました。12世紀のジェフリー・オブ・モンマスの書物で広く知られるようになり、ウェールズの伝承に出てくる詩人ミルディンがもとになったと考えられています。
この漫画の回想では、ウーサー王をティンタジェル公の姿に変えてイグレインのもとへ送り、生まれた子アーサーを引き取ってエクターに預けます。少年や老人の姿でアーサーの前に現れては、出生の秘密を明かし、「姉とのあいだにできた子が、お前と国を滅ぼす」と予言します。ベイリンの悲劇を予言したり、王の婚礼の不思議を前もって告げたりもします。
第5話では、湖の乙女ニミュエに恋をします。自分の行く末を知っていながら彼女のそばを離れず、自分が教えた魔法で大きな石の下に封じられてしまいます。
登場する話5
第1話
おつかいの途中で、運命を抜いた石に刺さった剣
シリーズ第1話。兄の忘れた剣の代わりを探しに来た少年アーサーは、国じゅうの諸侯が抜けなかった石の剣をあっさり抜いてしまう。育ての父がひざまずいたとき、少年は家族の真実と、自分で王への一歩を選ぶ時に向き合うことになる。
19ページ第2話
王の剣が、折れた日湖の乙女とエクスカリバー
シリーズ第2話。反乱した王たちに勝って自信をつけた少年王アーサーは、知らずに犯した過ちを告げられ、泉の騎士との一騎打ちで岩の剣を失う。湖の乙女から新しい剣を授かったアーサーに、マーリンは「剣と鞘、どちらが大事か」と問いかける。
19ページ第3話
最愛の人を殺す剣を、手放さなかった二本の剣の騎士ベイリン
シリーズ第3話。牢を出たばかりの貧しい騎士ベイリンは、誰にも抜けなかった剣を抜き、「最も愛する者を殺す」という予言を聞いても手放さない。正しいと信じた一撃を重ねるたびに、王の許し、三つの国、そして最愛の弟を失っていく。
20ページ第4話
騎士のルールは、大失敗から生まれた若きガウェインと円卓の誓い
シリーズ第4話。婚礼の日に騎士となり、手柄を焦る若者ガウェインは、猟犬を殺された怒りで命乞いを拒み、かばいに入った貴婦人を死なせてしまう。逃げずにその恥を背負って都へ帰った彼の誓いが、円卓のすべての騎士の誓いになっていく。
19ページ第5話
未来が見える男は、それでも恋をしたマーリンとニミュエ
シリーズ第5話。恋した乙女に封じられたマーリンは、「剣と鞘は、いちばん信じる女に盗まれる」と言い残して去った。やさしい姉から届いた「聖剣」を手に、少年王アーサーは命がけの決闘に出る。だが相手が振るうのは、王自身の本物の聖剣だった。
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