竹取の翁(さぬきのみやつこ)とは
かぐや姫を育てた竹取りの老人
讃岐造(たけとりのおきな)
竹取の翁(たけとりのおきな)とは、『竹取物語』でかぐや姫を見つけて育てた老人です。野山で竹を取り、それでいろいろな物を作って暮らしていました。原典では「名をば、さぬきのみやつことなむいひける」と、名前も書かれています。
第1話では、光る竹の中に小さな姫を見つけ、わが子として家に連れて帰ります。それからは竹を切るたびに節の間から黄金が出てきて、翁はしだいに豊かになりました。成長した姫のために名付けの祝いを開きます。やがて「自分は七十を過ぎて、いつ死ぬかわからない」と言い、姫に結婚を勧めます。
物語のタイトル「竹取」は、この翁の仕事から付けられています。物語の最後には、姫と別れる翁の深い悲しみも描かれます。
登場する話2
第1話
竹を切ったら、中に女の子がいたかぐや姫
シリーズ第1話。夜明けの竹林で、光る竹の中から手のひらほどの姫を見つけた竹取じいさんとおばあさん。三か月で美しく育ち「かぐや姫」と名付けられた姫のもとに五人の貴公子が通い続け、結婚を願う翁に、姫は「わたくしが見たいものを見せてくださった方にお仕えします」と告げる。
19ページ第2話
結婚の条件は、この世にない宝かぐや姫の五つの難題
しつこく通い続ける五人の貴公子に、かぐや姫は「本気なら、この世にない宝を持ってきて」と五つの難題を出す。最初に挑んだイシツクリノミコは、ズルをして手に入れた鉢を差し出す。本物なら青く光るはずのその鉢は、姫の光の中で光るのか——。
19ページ