漢部内麻呂とは
皇子の嘘をあばいた職人
漢部内麻呂(あやべのうちまろ)
漢部内麻呂(あやべのうちまろ)とは、車持皇子の命令で、にせ物の「蓬莱の玉の枝」を作った職人の代表です。宮中の工芸をあつかう役所、内匠寮(たくみづかさ)の職人でした。名前の読み方は本によって異なります。
内麻呂たちは、閉ざされた工房で千日あまりもかけて、金や銀、玉でできた見事な枝を作り上げました。ところが皇子から代金がもらえません。そこで仲間とともにかぐや姫の家の庭へやって来て、文挟み(手紙をはさむ棒)にはさんだ訴え状を差し出します。これによって、皇子が蓬莱山へ行ったという話がすべて作り話だったことが明らかになりました。
姫は喜んで職人たちにたっぷりと褒美を与えますが、帰り道で皇子の命令により打たれ、褒美を奪われてしまいました。