三室戸斎部の秋田とは
かぐや姫の名付け親
三室戸斎部の秋田(みむろどいんべのあきた)
三室戸斎部の秋田(みむろどいんべのあきた)とは、かぐや姫に「なよ竹のかぐや姫」という名を付けた人物です。斎部(忌部)は、朝廷の神さまのまつりにかかわった一族として知られています。
竹の中から見つかった姫が三か月ほどで一人前の娘に育ったとき、翁は秋田を招いて姫の名を付けてもらいました。「なよ竹」は、しなやかな若い竹のこと。竹から生まれた姫にふさわしい名前です。名付けのあとは三日間にわたって祝いの宴が開かれ、たくさんの人が招かれてにぎやかに楽しみました。
登場するのは物語の初めのほんの少しの場面だけですが、「かぐや姫」という、千年以上も語りつがれる名前を生んだ大切な人物です。
登場する話2
第1話
竹を切ったら、中に女の子がいたかぐや姫
シリーズ第1話。夜明けの竹林で、光る竹の中から手のひらほどの姫を見つけた竹取じいさんとおばあさん。三か月で美しく育ち「かぐや姫」と名付けられた姫のもとに五人の貴公子が通い続け、結婚を願う翁に、姫は「わたくしが見たいものを見せてくださった方にお仕えします」と告げる。
19ページ第2話
結婚の条件は、この世にない宝かぐや姫の五つの難題
しつこく通い続ける五人の貴公子に、かぐや姫は「本気なら、この世にない宝を持ってきて」と五つの難題を出す。最初に挑んだイシツクリノミコは、ズルをして手に入れた鉢を差し出す。本物なら青く光るはずのその鉢は、姫の光の中で光るのか——。
19ページ