常盤御前とは
牛若丸の母
常盤(ときわごぜん)
常盤御前(ときわごぜん)とは、源義朝の妻のひとりで、牛若丸(源義経)の母です。都でも評判の美しい女性だったと伝えられます。
平治の乱で義朝が敗れると、今若・乙若・牛若の三人の幼い子を連れて雪の中を逃れました。のちに平清盛のもとへ出て、清盛の心を動かし、子どもたちの命を救います。牛若は七歳ごろに鞍馬寺へ預けられることになりました。
子を抱いて雪の道を逃げる常盤の姿は、のちに絵や芝居の題材としてよく描かれました。
登場する話3
第1話
寺の優等生が、夜だけ天狗の谷へ行く理由鞍馬山の牛若丸
義経伝説 第1話。山寺でみんなに愛される少年シャナオウは、ある夜たずねてきた旅の僧から、自分が源氏の大将の子であること、父が平家のほうびを欲しがった家来に斬られたことを知り、父の形見の太刀を託される。その日から、昼は優等生、夜は天狗の谷で独り太刀を振るう二重生活が始まる。
19ページ第2話
盗賊は、襲う相手を間違えた義経の元服(鏡の宿)
シリーズ第2話。北の大殿が源氏の若君を待っていると聞いたシャナオウは、16歳の春、だれにも告げずにクラマ山を出る。鏡の宿で盗賊の夜襲をただ一人で退け、宿の古い鏡に映る自分の稚児姿を見つめたあと、熱田の宮で、名前をくれる大人がいないまま自分で元服し「源九郎ヨシツネ」と名乗る。
19ページ第6話
勝てば勝つほど、兄が遠くなる黄瀬川の対面と腰越状
兄・頼朝の挙兵を聞いて駆けつけた義経は、生まれて初めて会う兄と涙を分かち合う。だが平家を滅ぼすほど勝ち続けた弟を待っていたのは、兄のもとへ通じない閉ざされた道だった。
19ページ