義経記の登場人物
『義経記』には、悲劇の英雄・源義経と、怪力の僧・武蔵坊弁慶を中心に、静御前、兄の源頼朝、奥州の藤原秀衡など、多くの人物が登場します。ここでは物語に出てくる主な人物を、何者なのか・作中で何をしたのかがすぐわかるように、重要な順に紹介します。
登場人物一覧22
源義経 源九郎義経
兄に追われた悲劇の天才武将
源義経(みなもとのよしつね)とは、平安時代の終わりに平家を滅ぼした源氏の武将で、『義経記』の主人公です。源義朝の末っ子で、幼いころは牛若、鞍馬寺では遮那王と呼ばれました。
13話に登場:第1話, 第2話, 第3話, 第4話, 第5話, 第6話, 第7話, 第8話, 第9話, 第10話, 第11話, 第12話, 第13話武蔵坊弁慶 西塔の武蔵坊弁慶
義経に生涯仕えた怪力の僧
武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)とは、源義経に最後まで仕えた大力の僧兵で、義経の家来の中でいちばん有名な人物です。『義経記』では、熊野の別当の子として、十八か月も母のお腹にいて、…
9話に登場:第2話, 第4話, 第5話, 第6話, 第7話, 第8話, 第9話, 第12話, 第13話静御前 静
義経が愛した白拍子
静御前(しずかごぜん)とは、源義経が深く愛した女性で、京で一番と評判の白拍子(歌や舞を見せる芸能の女性)です。母も白拍子の磯禅師です。
4話に登場:第7話, 第8話, 第9話, 第11話源頼朝
鎌倉幕府を開いた義経の兄
源頼朝(みなもとのよりとも)とは、鎌倉幕府を開いた源氏の棟梁で、源義経の異母兄です。「鎌倉殿」と呼ばれました。
5話に登場:第6話, 第7話, 第8話, 第10話, 第11話常盤御前 常盤
牛若丸の母
常盤御前(ときわごぜん)とは、源義朝の妻のひとりで、牛若丸(源義経)の母です。都でも評判の美しい女性だったと伝えられます。
3話に登場:第1話, 第2話, 第6話源義朝
義経と頼朝の父
源義朝(みなもとのよしとも)とは、平安時代末の源氏の武将で、源頼朝・義経兄弟の父です。
3話に登場:第1話, 第2話, 第6話藤原秀衡
義経を守った奥州平泉の主
藤原秀衡(ふじわらのひでひら)とは、奥州平泉を本拠に東北地方を治めた奥州藤原氏の三代目の当主です。金の産地を持ち、大きな力を誇りました。
3話に登場:第2話, 第6話, 第13話佐藤忠信 佐藤四郎兵衛忠信
吉野で主君の身代わりとなった勇士
佐藤忠信(さとうただのぶ)とは、藤原秀衡が義経に付けた奥州の兄弟武者の弟で、義経の忠実な家来です。弓の名手として知られます。
4話に登場:第6話, 第8話, 第9話, 第10話佐藤継信 佐藤三郎兵衛継信
屋島で義経をかばった兄武者
佐藤継信(さとうつぐのぶ)とは、藤原秀衡が義経に付けた奥州の兄弟武者の兄で、佐藤忠信の兄です。
3話に登場:第6話, 第9話, 第10話鬼一法眼
兵法書を秘蔵した京の陰陽師
鬼一法眼(きいちほうげん)とは、『義経記』に登場する京の一条堀川に住む陰陽師の法師で、中国から伝わった兵法書『六韜(りくとう)』を秘蔵していた人物です。
1話に登場:第3話金売り吉次 吉次
義経を奥州へ導いた金商人
金売り吉次(かねうりきちじ)とは、毎年奥州へ下って金を商っていた京・三条の豊かな商人です。
1話に登場:第2話梶原景時 梶原平三景時
兄弟の仲を裂いた告げ口役
梶原景時(かじわらのかげとき)とは、源頼朝の家来で、義経のことを頼朝に悪く告げ口した人物です。
1話に登場:第6話土佐坊正尊
頼朝が送った義経への刺客
土佐坊正尊(とさのぼうしょうぞん)とは、源頼朝の命令で義経を討つために京へ送られた僧の武士です。歴史書では「土佐坊昌俊」と書かれています。
1話に登場:第7話北条政子
静をかばった頼朝の妻
北条政子(ほうじょうまさこ)とは、源頼朝の妻で、のちに「尼将軍」と呼ばれた鎌倉幕府の中心人物です。
1話に登場:第11話磯禅師
静御前の母で白拍子
磯禅師(いそのぜんじ)とは、静御前の母で、自らも白拍子として芸を伝えた女性です。
1話に登場:第11話藤原泰衡
父の遺言を破った奥州の跡継ぎ
藤原泰衡(ふじわらのやすひら)とは、藤原秀衡の子で、奥州藤原氏の四代目の当主です。
1話に登場:第13話北の方
奥州まで付き従った義経の妻
北の方(きたのかた)とは、源義経の正妻のことです。『義経記』では、久我大臣の姫君とされています。
2話に登場:第12話, 第13話十郎権頭兼房
義経一家の最期を見届けた老臣
十郎権頭兼房(じゅうろうごんのかみかねふさ)とは、義経の妻・北の方に幼いころから仕えてきた守り役の老臣です。
2話に登場:第12話, 第13話伊勢三郎義盛
義経の古くからの家来
伊勢三郎義盛(いせのさぶろうよしもり)とは、源義経の古くからの家来の一人です。『義経記』では、義経が奥州へ下る旅の途中で出会い、家来になったと語られています。
6話に登場:第6話, 第7話, 第8話, 第9話, 第12話, 第13話正門坊
遮那王に出自を明かした僧
正門坊(しょうもんぼう)とは、『義経記』で鞍馬寺の遮那王(のちの義経)に、その出自を教えた四条の僧です。
2話に登場:第1話, 第2話熊野別当 熊野の別当 弁せう
弁慶の父
熊野別当(くまののべっとう)とは、熊野三山をまとめる高い位の僧の役職のことで、『義経記』では武蔵坊弁慶の父として登場します。名は「弁せう」とされています。
1話に登場:第4話平権守
如意の渡しで義経を疑った渡し守
平権守(へいのごんのかみ)とは、『義経記』で越中(今の富山県)の如意の渡しの渡し守として登場する人物です。
1話に登場:第12話