ギュルヴィ(ガングレリ)とは
神々の秘密を探る人間の王
ギュルヴィ(ぎゅるゔぃ)
ギュルヴィ(ぎゅるゔぃ)とは、北欧神話を伝える『新エッダ』の「ギュルヴィたぶらかし」に登場する、今のスウェーデンにあたる地を治めた王です。賢く、魔術にも通じた人物とされ、神々に世界のなりたちを問いかける「聞き手」として物語全体を進めていきます。
この作品では、旅の女に化けた女神ゲフィオンに国土の一部を持ち去られたことをきっかけに、アース神族の力は自分たちの性質から来るのか、それとも彼らが祀る神々から来るのかを知りたいと考えます。そこで老人の姿に化け、「ガングレリ」と名乗ってひそかにアースガルズへ旅立ちます。しかし神々は先を見通す力で彼の来訪を知っており、幻を用意して待ち受けていました。
ガングレリという名は、オーディンの別名のひとつとしても知られています。「たぶらかし」という題は、王が神々にまどわされる、という意味だと考えられています。