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北欧神話 あらすじ

北欧神話の神々の物語を今に伝える本のひとつが、13世紀のアイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンが書いた『新エッダ(スノッリのエッダ)』です。その第一部「ギュルヴィたぶらかし(ギュルヴィの惑わし)」は、人間の王ギュルヴィが神々の国を訪ね、世界の始まりから終わりまでを問答で聞き出すという形で書かれています。この漫画は、その「ギュルヴィたぶらかし」を原典にしています。

第1話は、今のスウェーデンにあたる地の王ギュルヴィが、旅の女にもてなしの褒美として「四頭の牛が一昼夜で鋤き返せるだけの土地」を約束するところから始まります。女の正体はアース神族の女神ゲフィオン。巨人との間に生まれた四人の息子を牛にして大地を深く切り取り、西の海へ引いていって島にしました。これが今のデンマークのシェラン島で、土地が抜けたあとは湖になったと語られます。

神々の力の秘密を知りたくなったギュルヴィは、老人に姿を変えて「ガングレリ」と名乗り、アースガルズへ向かいます。黄金の盾で屋根をふいた館に案内された彼の前には、上下に重なる三つの高座に座るハール、ヤヴンハール、スリジの三人がいました。「我らより賢くなければ無事には出られない」と告げられたガングレリは、神々についての最初の問いを投げかけます。

第1話から読む(無料)

あらすじ一覧

  1. 第1話牛が王の土地を海へ引いていった日 ―ギュルヴィたぶらかし―

    漫画のあらすじ北欧神話シリーズ第1話。旅の女との約束ひとつで国土を海へ持ち去られた王ギュルヴィが、神々の力の源を探るため老人に化けて旅立つ。たどり着いた黄金の館で「無事には出られぬ」と告げられ、命がけの最初の問いを投げる。

    原典では今のスウェーデンにあたる土地を治めていた王ギュルヴィは、あるとき自分を楽しませてくれた旅の女に褒美を与えました。四頭の牛が一昼夜かけて鋤(すき)で掘り起こせるだけの広さの土地を、国の中から与えるという約束です。