古事記の登場人物
古事記の上巻には、太陽の女神アマテラス、荒ぶる神スサノオ、国をつくったオオクニヌシ、怪物ヤマタノオロチなど、たくさんの神々や生き物が登場します。ここでは漫画「古事記 上巻 ―神々の系譜―」に出てくる主な登場人物を、古事記の原典にそって、何者なのか、どんな活躍をしたのかとあわせて紹介します。
登場人物一覧22
アマテラス 天照大御神
高天原を治める太陽の女神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)とは、古事記に登場する太陽の女神で、神々の住む天の世界「高天原(たかまのはら)」を治める神です。黄泉の国から帰ったイザナギが禊をしたとき、左の目…
6話に登場:第2話, 第3話, 第4話, 第5話, 第8話, 第9話スサノオ 須佐之男命
ヤマタノオロチを倒した荒ぶる神
須佐之男命(すさのおのみこと)とは、古事記に登場する荒々しい力を持った神で、アマテラスの弟です。イザナギが禊で鼻を洗ったときに生まれ、海原を治めるよう命じられました。
5話に登場:第2話, 第3話, 第4話, 第5話, 第7話イザナギ 伊耶那岐命
日本の島々を生んだ父なる神
伊耶那岐命(いざなぎのみこと)とは、古事記に登場する国生みの男神で、「神世七代」の最後に現れた神です。妻のイザナミとともに日本の島々や多くの神々を生みました。「イザナキ」とも読ま…
3話に登場:第1話, 第2話, 第3話イザナミ 伊耶那美命
国を生み、黄泉の神となった女神
伊耶那美命(いざなみのみこと)とは、古事記に登場する国生みの女神で、イザナギの妻です。神世七代の最後にイザナギとともに現れ、日本の島々や多くの神々を生みました。のちに黄泉の国の神…
2話に登場:第1話, 第2話オオクニヌシ 大国主神
地上の国をつくった出雲の神
大国主神(おおくにぬしのかみ)とは、古事記に登場する、地上の国「葦原中国(あしはらのなかつくに)」をつくり治めた神です。若いころの名は大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)で、古事記では…
3話に登場:第6話, 第7話, 第8話ヤマタノオロチ 八俣遠呂智
八つの頭と尾を持つ大蛇
八俣遠呂智(やまたのおろち)とは、古事記に登場する、八つの頭と八つの尾を持つ巨大な蛇の怪物です。目はほおずきのように赤く、体にはこけや檜・杉が生え、その長さは八つの谷と八つの峰に…
1話に登場:第5話クシナダヒメ 櫛名田比売
オロチから救われたスサノオの妻
櫛名田比売(くしなだひめ)とは、古事記に登場する出雲の姫で、ヤマタノオロチから救われてスサノオの妻になった女神です。アシナヅチとテナヅチの八人の娘の末っ子でした。
1話に登場:第5話因幡の白うさぎ 稲羽之素菟
ワニをだまして海を渡った兎
稲羽之素菟(いなばのしろうさぎ)とは、古事記の「因幡の白うさぎ」の話に登場する兎です。淤岐島(おきのしま)から因幡の気多の岬へ渡ろうとして、海にすむ和邇(わに)をだましました。
1話に登場:第6話アメノウズメ 天宇受売命
天岩戸の前で踊った女神
天宇受売命(あめのうずめのみこと)とは、古事記に登場する女神で、天岩戸の前で踊って神々を大笑いさせたことで知られます。芸能の神として親しまれています。
2話に登場:第4話, 第9話ニニギ 邇邇藝命
高千穂に降り立った天孫
邇邇藝命(ににぎのみこと)とは、古事記に登場するアマテラスの孫で、地上の国を治めるために天から降りてきた神です。この出来事を「天孫降臨(てんそんこうりん)」と言います。
2話に登場:第9話, 第10話コノハナサクヤビメ 木花之佐久夜毘売
炎の中で子を産んだ花の女神
木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)とは、古事記に登場する山の神オオヤマツミの娘で、ニニギの妻になった女神です。本当の名前は神阿多都比売(かむあたつひめ)といい、名前のとおり…
1話に登場:第10話イワナガヒメ 石長比売
岩のような永い命を託された姫
石長比売(いわながひめ)とは、古事記に登場する山の神オオヤマツミの娘で、コノハナサクヤビメの姉にあたる女神です。名前のとおり、岩のように永く続く命の象徴とされています。
1話に登場:第10話山幸彦 火遠理命
海の宮を訪ねた山の幸の弟
火遠理命(ほおりのみこと)とは、古事記に登場するニニギとコノハナサクヤビメの子で、「山幸彦(やまさちびこ)」とも呼ばれる神です。炎の中で生まれた三兄弟の末っ子で、別名を日子穂穂手…
3話に登場:第10話, 第11話, 第12話海幸彦 火照命
海で魚をとる兄、隼人の祖
火照命(ほでりのみこと)とは、古事記に登場するニニギとコノハナサクヤビメの長男で、「海幸彦(うみさちびこ)」とも呼ばれる神です。母が火を放った御殿の中で、炎がいちばん盛んなときに…
2話に登場:第10話, 第11話トヨタマビメ 豊玉毘売命
海から来た神武天皇の祖母
豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)とは、古事記に登場する海の神・綿津見神(わたつみのかみ)の娘で、山幸彦(ホオリ)の妻になった女神です。
3話に登場:第6話, 第11話, 第12話ツクヨミ 月読命
夜の国を任された月の神
月読命(つくよみのみこと)とは、古事記に登場する月の神で、アマテラス・スサノオとあわせて「三貴子」と呼ばれる神です。黄泉の国から帰ったイザナギが禊をしたとき、右の目を洗って生まれ…
1話に登場:第2話タケミカヅチ 建御雷之男神
国譲りを迫った雷と剣の神
建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)とは、古事記に登場する雷と剣の力を持つ武の神です。イザナギが火の神カグツチを斬ったとき、剣についた血から生まれた神の一柱とされます。
1話に登場:第8話スセリビメ 須勢理毘売
夫を試練から守ったスサノオの娘
須勢理毘売(すせりびめ)とは、古事記に登場するスサノオの娘で、オオクニヌシ(大穴牟遅)の妻になった女神です。
1話に登場:第7話サルタヒコ 猿田毘古神
天孫を案内した道しるべの神
猿田毘古神(さるたびこのかみ)とは、古事記に登場する地上の神で、ニニギが天から降りるときに道案内をした神です。道を開く神として知られています。
1話に登場:第9話オモイカネ 思金神
天岩戸の作戦を考えた知恵の神
思金神(おもいかねのかみ)とは、古事記に登場する知恵の神で、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)の子です。神々が困ったときに、解決のための作戦を考える役目を担います。
3話に登場:第4話, 第8話, 第9話タヂカラオ 天手力男神
岩戸からアマテラスを引き出した力の神
天手力男神(あめのたぢからおのかみ)とは、古事記に登場する、名前のとおり手の力がとても強い神です。天岩戸の話で、アマテラスを岩屋の外へ引き出したことで知られます。
2話に登場:第4話, 第9話八十神
オオクニヌシをいじめた兄たち
八十神(やそがみ)とは、古事記に登場するオオクニヌシ(大穴牟遅)の大勢の兄弟たちのことです。「八十」はちょうど八十人という意味ではなく、とても数が多いことを表しています。
2話に登場:第6話, 第7話