オオクニヌシ(大穴牟遅神)とは
地上の国をつくった出雲の神
大国主神(おおくにぬしのかみ)
大国主神(おおくにぬしのかみ)とは、古事記に登場する、地上の国「葦原中国(あしはらのなかつくに)」をつくり治めた神です。若いころの名は大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)で、古事記ではスサノオの六代あとの子孫とされています。
兄弟の八十神の荷物を背負って最後を歩き、皮をはがれて苦しむ因幡の白うさぎに正しい治し方を教えました。八上比売に選ばれたことで兄たちに恨まれて二度も殺されますが、母の願いでよみがえります。逃げた先の根の国では、スサノオの試練を娘のスセリビメや鼠に助けられて乗り越え、「大国主」の名を得ました。その後、スクナビコナとともに国づくりを進めますが、天の神々から国を譲るよう求められ、立派な宮を建ててもらうことを条件に国を差し出します。
この宮が出雲大社の始まりとされ、縁結びの神として親しまれています。
登場する話3
第6話
サメを渡ったウサギの、余計なひと言因幡の白うさぎ
海に並んだワニ(サメ)の背を数えて渡った兎は、陸を目前にした一言で毛皮を失う。兄たちのウソの治し方に苦しむ兎を救ったのは、最後尾で荷物を背負う末っ子オオナムヂ。袖に残る黄色い粉と白い毛に気づいた姫が選んだのは――。
19ページ第7話
嵐の神に「娘さんをください」根の国 ―オオクニヌシとスセリビメ―
兄たちに二度殺された末っ子オオナムヂは、母の涙で命を取り戻し、地の底の国で運命の姫スセリビメと出会う。だが彼女の父は嵐の神スサノオ。蛇の部屋、燃える野原、頭のムカデと、命がけの婿いびりが始まる。
19ページ第8話
剣の上に座る神、「国をゆずるか」国譲り
親友と作った国を一人で守ってきたオオクニヌシのもとへ、天から使者が次々と送られるが、誰も戻らない。最後に来た無口な雷神タケミカヅチは海に立てた剣の切先に座り、力くらべの末、王は天に届く柱の宮を願って国を手放す。
19ページ