大クジラ(怒れる大鯨)とは
軍艦を引きずる巨大な鯨
大鯨(おおくじら)
大クジラ(おおくじら)とは、男爵の乗る軍艦を錨ごと引きずって海を走る、巨大な鯨です。原典に名前はなく、海のほら話の騒動を起こす相手です。
海面近くで眠っていた鯨に、軍艦がぶつかります。岩に当たったかと思う衝撃で、男爵の頭は胃の中へ押し込まれ、水夫の一人は遠くまで飛ばされました。舵で傷つけられて怒った鯨は錨をくわえ、船を引いて海を走ります。船に穴があくと、男爵は自分が座ってふさぎ、船を救った手柄まで語ります。帰り道、乗組員たちは死んだ鯨を見つけ、苦労して頭を切り取りました。
有名な「船ごと飲み込まれる」話とは別の話です。原典の終わりのほうには、船が巨大な魚に飲まれる話が別にあります。