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雪原の狼とは

馬の代わりにそりを引く狼

雪原の狼(せつげんのおおかみ)

雪原の狼(せつげんのおおかみ)とは、ロシアの冬の森で男爵のそりを襲う、飢えた大きな狼です。原典に名前はなく、襲う側がそりを引く側に変わってしまう話の主役です。

狼は男爵を飛び越えて、そりを引く馬に後ろから食らいつき、馬の体の中へ食べ進んでいきます。そりにうずくまってやり過ごした男爵は、この機を逃さず狼を鞭で打ちました。驚いた狼が全速力で前へ走ると馬の体は落ち、気がつけば狼が馬具の中に収まっていたのです。

男爵はそのまま鞭を入れ続け、狼に引かせたそりでペテルブルクまで無事に駆け込み、見ていた人たちを驚かせます。食べられそうになった相手を乗り物に変えてしまう、この物語らしい逆転の場面です。

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