ほら吹き男爵の冒険の登場人物
『ほら吹き男爵の冒険』の中心は、語り手のミュンヒハウゼン男爵です。相手役は人間だけではありません。半分になっても走る馬、頭に桜の木を生やした鹿、船を引く大クジラなど、動物たちがほら話を大きくします。主な登場人物と動物を、原典の筋に沿って紹介します。
登場人物一覧11
ミュンヒハウゼン男爵
真顔で大ぼらを語る男爵
ミュンヒハウゼン男爵(みゅんひはうぜんだんしゃく)とは、『ほら吹き男爵の冒険』の語り手で主人公です。ありえない冒険を自分の体験として、真顔で本当の話のように語る軍人であり、猟師で…
7話に登場:第1話, 第2話, 第3話, 第4話, 第5話, 第6話, 第7話リトアニアの名馬
半分になっても走る馬
リトアニアの名馬(りとあにあのめいば)とは、男爵がプルゾボフスキー伯爵から贈られた、足の速い若い血統馬です。原典に固有の名前はなく、後ろ半分を失っても生き続ける話で知られます。
2話に登場:第3話, 第4話雪原の狼
馬の代わりにそりを引く狼
雪原の狼(せつげんのおおかみ)とは、ロシアの冬の森で男爵のそりを襲う、飢えた大きな狼です。原典に名前はなく、襲う側がそりを引く側に変わってしまう話の主役です。
1話に登場:第1話桜の鹿
頭に桜の木が生えた雄鹿
桜の鹿(さくらのしか)とは、額に桜の種を撃ち込まれ、のちに頭から実のなる桜の木を生やして現れる雄鹿です。原典に名前はありませんが、狩りの話の中でも特に有名な動物です。
1話に登場:第2話大クジラ 大鯨
軍艦を引きずる巨大な鯨
大クジラ(おおくじら)とは、男爵の乗る軍艦を錨ごと引きずって海を走る、巨大な鯨です。原典に名前はなく、海のほら話の騒動を起こす相手です。
1話に登場:第7話鴨の群れ
男爵を空へ運ぶ野鴨たち
鴨の群れ(かものむれ)とは、湖に集まる野鴨たちで、男爵の狩りの話で獲物になり、男爵を空へ運ぶ乗り物にもなる鳥たちです。
2話に登場:第2話, 第4話男爵の旅の馬
塔にぶら下がった馬
男爵の旅の馬(だんしゃくのたびのうま)とは、ロシアへ向かう男爵が乗っていた馬で、朝起きると教会の塔からぶら下がっていたことで有名です。原典に名前はありません。
1話に登場:第1話馭者
音が凍った角笛の吹き手
馭者(ぎょしゃ)とは、男爵の馬車を走らせ、角笛を吹く人物です。原典に名前はありませんが、「凍った角笛」の話を男爵とともに支える重要な役です。
1話に登場:第6話プルゾボフスキー伯爵
男爵に名馬を贈った伯爵
プルゾボフスキー伯爵(ぷるぞぼふすきーはくしゃく)とは、リトアニアに屋敷を持つ貴族で、男爵に名馬を贈った人物です。「半分の馬」の話のきっかけを作ります。
1話に登場:第3話スルタン
捕虜の男爵の主人となる君主
スルタン(するたん)とは、イスラム世界の君主の称号で、この物語ではトルコの君主を指します。捕虜になった男爵の主人にあたる人物で、個人の名前は語られません。
1話に登場:第5話二頭の熊
斧が月へ飛ぶきっかけの熊
二頭の熊(にとうのくま)とは、スルタンの蜜蜂の一匹に襲いかかり、男爵が銀の斧を投げるきっかけを作る熊です。原典に名前はありません。「月へ行く話」の発端となる動物です。
1話に登場:第5話