忠臣ハインリヒ(鉄のハインリヒ)とは
胸に鉄の輪をはめた忠実な家来
忠臣ハインリヒ(ちゅうしんはいんりひ)
忠臣ハインリヒ(ちゅうしんはいんりひ)とは、グリム童話「カエルの王さま」に出てくる王子の家来です。この話の副題「鉄のハインリヒ」は、この人物を指しています。
主人の王子がカエルにされたとき、ハインリヒは深く悲しみました。悲しみで胸が張り裂けないように、胸に3本の鉄の輪をはめていたといいます。王子の魔法が解けた翌朝、ハインリヒは白い馬8頭が引く馬車で迎えにやって来ました。王子と王女を乗せて国へ帰る途中、うしろで何かが割れる大きな音が3回します。王子は馬車が壊れたのかとたずねますが、それは主人が救われた喜びで、胸の鉄の輪が1本ずつはじけ飛んだ音でした。
物語の最後に、主人公でもない家来の忠義が描かれるのがこの話の特徴です。そのためハインリヒは、忠実さの象徴としてよく語られます。