大野九郎兵衛(大野知房)とは
城を去った財政通の家老
大野九郎兵衛知房(おおの くろべえ ともふさ)
大野九郎兵衛(おおの くろべえ)とは、赤穂浅野家の家老で、藩のお金のやりくりに明るい実務派の人物です。赤穂城の明け渡しの前に、夜のうちに赤穂を去りました。
主君の切腹のあと、城でひらかれた話し合い(評定)では、城をおだやかに明け渡すことを説きました。しかし、藩に残ったお金の分け方などで大石内蔵助と意見が合わず、城の明け渡しの前に息子とともに赤穂から姿を消しました。
そのため後の世では「不忠の家老」と見られることが多く、芝居『仮名手本忠臣蔵』の悪役「斧九太夫」のモデルとされています。赤穂を去ったあとの暮らしについては、よくわかっていません。
登場する話2
第3話
幕府の軍を前に、刀を抜くな赤穂城明け渡し
シリーズ第3話。主君を失い取りつぶしが決まった赤穂城で、戦うか死ぬかで家臣たちが割れるなか、大石内蔵助は「今は剣を抜かない」と決める。逃げ去る家老、紙くずになりかけた藩札、江戸から駆けつけた急進派を前に、大石は一滴の血も流さずに城を明け渡す。
19ページ第4話
主君が死んで、家老は毎晩飲み歩いた昼行灯・大石内蔵助の放蕩
忠臣蔵シリーズ第4話。主家を失った筆頭家老オオイシは家の再興を願いながら毎晩遊里に通い、世間にも仲間にも笑われていく。宴の灯りの陰で一瞬だけ見せた素面の目は、芝居だったのか本心だったのか――答えのないまま夜が明ける。
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