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二条の后(藤原高子)とは

昔男が愛した身分の高い姫

二条の后(藤原高子)(にじょうのきさき)

二条の后(にじょうのきさき)とは、のちに清和天皇の妃となり、陽成天皇の母となった藤原高子(ふじわらのたかいこ)のことです。『伊勢物語』では、若いころの彼女が昔男の恋の相手として描かれたと考えられています。

第1話「芥川」の女は、屋敷の奥で育ち、夜の野も露も知らない姫です。男に連れ出され、草の上の露を見て「あれは何?」とたずねますが、蔵の中で姿を消します。原典の後段では、これが二条の后の若いころの話で、鬼とは女を取り返した兄の藤原基経・国経のことだったと明かされます。第8話「月やあらぬ」の西の対の女も、高子のことだとする説が通説で、正月に男の手の届かない所へ移ってしまいます。

昔男と高子の恋は、身分の違いで引き裂かれた恋として、伊勢物語の中でも特に有名な物語です。

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