葵の上とは
物の怪に苦しんだ源氏の正妻
葵の上(あおいのうえ)
葵の上(あおいのうえ)とは、『源氏物語』に登場する光源氏の最初の正妻で、左大臣と大宮の娘です。気位が高く、源氏とはなかなか打ち解けられませんでした。
第6話「葵」では、身ごもった体で祭の見物に出かけますが、従者たちが御息所の車を押しのける「車争い」が起こります。その夏から重い物の怪に苦しみ、どんな祈祷でも離れない霊が一つありました。男の子(のちの夕霧)を無事に産み、源氏とようやく心が通いかけたものの、秋、両親や源氏が宮中に出ているあいだに急に亡くなります。
「葵の上」という名前は原典にはなく、この帖の名「葵」から後の読者が付けた呼び名です。