風魔小太郎(風摩小太郎)とは
牙四本の大男、乱波二百人の頭
風魔小太郎(ふうま こたろう)
風魔小太郎(ふうま こたろう)とは、戦国時代の関東で北条家に仕えたと伝わる、乱波(忍び)二百人の頭です。江戸時代の軍記『北条五代記』に「風魔」の名で登場し、「風間」とも書かれます。身の丈は七尺二寸(約2メートル18センチ)、目と口は裂け、牙が四本あり、声は五十町(約5キロ)先まで届いたと記されています。
この作品では第3話と第4話の主役です。北条氏直に仕える乱波の頭として四組の配下を率い、黄瀬川で武田勝頼の大軍と向き合います。夜ごと川を渡って馬を放ち、火をかける夜討ちで、武田の陣を大混乱におとしいれました。
「小太郎」という呼び名は、後の時代の物語や伝承で広まったともいわれます。頭の名が代々受け継がれたという説や、北条家が滅んだあとに盗賊となり、江戸で捕らえられたという話もありますが、実像はよくわかっていません。