足利義尚(足利義熙)とは
鈎の陣で没した室町幕府九代将軍
足利義尚(あしかが よしひさ)
足利義尚(あしかが よしひさ)とは、室町幕府の九代将軍です。八代将軍足利義政と日野富子の子で、幼くして将軍になりました。1487年、近江の六角高頼を討つために自ら出陣し、鈎(今の滋賀県栗東市)に陣を置きます。これが「鈎の陣」です。戦いは長引き、1489年に義尚はこの陣中で病死しました。25歳という若さでした。
この作品では第1話に登場します。大軍を率いて近江に乗り込みますが、高頼は山へ退いて正面から戦いません。姿の見えない夜討ちに陣を削られ、焦りと疲れの中で病に倒れる将軍として描かれます。
義尚の跡継ぎ問題は、応仁の乱が起こった原因の一つとされています。また、自ら軍を率いた鈎の陣には、乱の後に弱まった将軍の力を取り戻すねらいがあったともいわれます。