小田原の宿の亭主とは
壊れた風呂釜を弁償させる宿の主人
小田原の宿の亭主(おだわらのやどのていしゅ)
小田原の宿の亭主(ていしゅ)とは、『東海道中膝栗毛』で弥次さん喜多さんが泊まる、小田原の宿屋の主人です。名前は出てきませんが、旅の最初のころの大きな失敗である五右衛門風呂の騒ぎで、二人の相手役になります。
二人は風呂の入り方を知らず、下駄をはいたまま湯に入ります。ついに喜多さんが釜の底を踏み抜いてしまうと、宿は大騒ぎになりました。亭主は壊された釜のことで二人をとがめ、修理代を払わせます。知ったかぶりのつけが、お金となって返ってくる場面です。
五右衛門風呂は、鉄の釜を下から火で温める風呂で、熱い底に足がつかないよう、浮いている板を踏んで沈めて入ります。名前は、盗賊の石川五右衛門が釜ゆでにされたという話に由来するといわれます。