レディ・ラッセル(Lady Russell)とは
アンを説得した母代わり
レディ・ラッセル(れでぃ・らっせる)
レディ・ラッセル(れでぃ・らっせる)とは、アンの亡き母の親友で、エリオット家の娘たちの相談役となっている女性です。三姉妹の中でもアンをいちばん大切に思い、母代わりとして見守ってきました。
8年前、19歳のアンが財産のない海軍士官ウェントワースと婚約したとき、「若すぎるし、将来が不安だ」と考えて反対し、アンを説得して婚約を解かせました。題名の『説得』は、この出来事から来ています。物語の始まりでは、借金に困るサー・ウォルターのために現実的な節約案を作り、バースへ同行するミセス・クレイのことをアンと一緒に心配します。
身分や慎重さを重んじる人ですが、悪人ではなく、アンのためを思って行動した人として描かれています。正しい助言とは何か、を考えさせる人物です。
登場する話3
第1話
鏡に映らないで、と言われた娘説得
借金で傾く館で、家族の誰にも話を聞いてもらえない次女アン。見栄っ張りの父と姉が「馬も召使いも減らせない」と言い張るなか、館を貸してバースへ移ることが決まる。夕暮れ、扉の向こうから聞こえた「海軍」の一言に、アンの目が一瞬だけ揺れる。
19ページ第2話
別れた恋人の姉が、うちに住む説得(ジェイン・オースティン)
館の借り手を「海軍の提督」に決めていく笑いだらけの相談の席で、27歳のアンは、7年あまり前に自分から手放した人の名を、誰より先に口にしてしまう。林の小道へ出たアンは19歳の夏を思い出し、「彼の姉が住む家」を、ひとり黙って受け入れる。
19ページ第3話
元恋人の名が、毎晩ほめられる家説得(ジェイン・オースティン)
家族に「残っても誰も困らない」と置いていかれたアンは、3マイル先の妹の家で、皆の愚痴の聞き役として頼られるようになる。だがその家では、8年前に別れた人の名前が、毎晩ほめ言葉として飛び交い始める。
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