エリザベス・エリオット(Elizabeth Elliot)とは
誇り高いエリオット家の長女
エリザベス・エリオット(えりざべす・えりおっと)
エリザベス・エリオット(えりざべす・えりおっと)とは、アンの姉で、エリオット家の長女です。29歳。父に似て美しく、父のいちばんのお気に入りで、母が亡くなってから13年間ケリンチ館の女主人を務めてきました。
父と同じく家柄と体面を大切にし、暮らしを切りつめることには反対します。バースへの引っ越しには乗り気で、親しくしているミセス・クレイを連れていくことに決めます。妹のアンのことは当たり前のように軽く扱い、意見を聞こうとしません。
まだ結婚していないことを少し気にしている様子も原作には描かれており、華やかさの裏にある焦りも読みどころです。
登場する話3
第1話
鏡に映らないで、と言われた娘説得
借金で傾く館で、家族の誰にも話を聞いてもらえない次女アン。見栄っ張りの父と姉が「馬も召使いも減らせない」と言い張るなか、館を貸してバースへ移ることが決まる。夕暮れ、扉の向こうから聞こえた「海軍」の一言に、アンの目が一瞬だけ揺れる。
19ページ第2話
別れた恋人の姉が、うちに住む説得(ジェイン・オースティン)
館の借り手を「海軍の提督」に決めていく笑いだらけの相談の席で、27歳のアンは、7年あまり前に自分から手放した人の名を、誰より先に口にしてしまう。林の小道へ出たアンは19歳の夏を思い出し、「彼の姉が住む家」を、ひとり黙って受け入れる。
19ページ第3話
元恋人の名が、毎晩ほめられる家説得(ジェイン・オースティン)
家族に「残っても誰も困らない」と置いていかれたアンは、3マイル先の妹の家で、皆の愚痴の聞き役として頼られるようになる。だがその家では、8年前に別れた人の名前が、毎晩ほめ言葉として飛び交い始める。
19ページ