狂言の登場人物
狂言の登場人物は、太郎冠者や大名のように役の名前で呼ばれるのが特徴です。同じ名前でも、舞台では話ごとに別の人物として演じられます。ここでは『末広かり』『附子』『棒縛』『蚊相撲』に出てくる主な人物を、どんな役で、どう活躍するのかとあわせて紹介します。
登場人物一覧5
太郎冠者
うっかり者で機転の利く召使い
太郎冠者(たろうかじゃ)とは、狂言に最もよく登場する召使いの役名です。特定の一人の名前ではなく、主人に仕える家来の筆頭を指し、この役が活躍する狂言は「小名狂言」や「太郎冠者物」と…
5話に登場:第1話, 第2話, 第3話, 第4話, 第5話大名
見栄っ張りで怒りっぽい主人
大名(だいみょう)とは、狂言に登場するいばった主人の役名です。江戸時代の大名のような大きな領主ではなく、田舎の小さな領主と考えられています。見栄っ張りですぐに怒るのに、どこか抜け…
5話に登場:第1話, 第2話, 第3話, 第4話, 第5話次郎冠者
太郎冠者の相棒の召使い
次郎冠者(じろうかじゃ)とは、狂言で太郎冠者の相棒として登場する召使いの役名です。名前のとおり太郎冠者の次に位置する家来で、多くの話で一緒にいたずらをしたり、失敗したりします。二…
3話に登場:第1話, 第2話, 第3話すっぱ
口のうまい都の詐欺師
すっぱ(素破)とは、狂言に登場する詐欺師や盗人の役名です。漢字では「素破」「透波」と書き、もとは忍びの者を指す言葉でもありました。狂言では、都の町で世間知らずをねらう口のうまいペ…
1話に登場:第1話蚊の精
相撲取りに化けた蚊の精
蚊の精(かのせい)とは、狂言『蚊相撲』に登場する、蚊が人の姿に化けた怪異です。人の血を思う存分吸うために、近江国(江州)守山の相撲取りと名乗って現れます。守山は今の滋賀県守山市あ…
1話に登場:第4話