ニケ(ニーケー)とは
ゼウスのそばに立つ勝利の女神
ニケ(にけ)
ニケ(にけ)とは、ギリシャ神話の勝利の女神です。ステュクスとパラスの子で、『神統記』では「美しいくるぶしの」と呼ばれています。
ゼロス、クラトス、ビアのきょうだいとともに、母ステュクスに連れられて、真っ先にゼウスのもとへ駆けつけました。そのためゼウスから、いつもそのそばに住み、どこへ行くにもついて行くという名誉を与えられます。勝利がいつもゼウスの側にあることを表しています。
翼のある姿で表されることが多く、ルーヴル美術館の「サモトラケのニケ」の像が有名です。スポーツ用品ブランドの名前もこの女神から来ています。ローマ神話ではウィクトリアにあたります。
登場する話2
第7話
勝利は、駆けつけた者のものステュクスとニケ
ゼウスが神々を呼び集めても、誰も先に手を挙げない。末娘ニケの一言に背を押されたステュクスが四人の子を連れて真っ先に駆けつけ、ひとりぼっちだった若い王は「約束を守る王」としてその一歩に応える。
19ページ第8話
忘れられた兄弟は、恩を忘れなかったゼウスとヘカトンケイル(百手巨人)
羊飼いの青年ヘシオドスが霧の山で歌の女神たちから聞いた歌――わが子を呑みこんだ父クロノスとの戦いが十年たっても終わらないなか、ゼウスは大地の母ガイアの声を聞き、地の底に忘れられていた百の腕の三兄弟を自らの手で光のもとへ連れ戻す。コットスは今度は自分たちが守ると誓い、ゼウスは初めて雷をかかげるが、対岸の闇では金の目が開いていた。
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