ケルベロス(ケルベルス)とは
冥府を守る五十の頭の番犬
ケルベロス(けるべろす)
ケルベロス(けるべろす)とは、ギリシャ神話で冥府の神ハデスの館を守る番犬です。怪物エキドナとテュパオンの二番目の子で、オルトロスやヒュドラのきょうだいにあたります。
『神統記』では、手に負えず、口にするのもおそろしい、生肉を食らう犬で、青銅のような声を持ち、五十の頭があると語られます。第4話では、エキドナから生まれた怪物の家族のひとりとして紹介されます。
よく知られた「三つの頭の犬」の姿は、のちの時代に広まったものです。『神統記』の別の場面では、冥府に入る者にはしっぽと耳を振ってなつき、出ようとする者はつかまえて食べると語られます。英雄ヘラクレスが地上に連れ出す話も有名です。