熊五郎(熊さん)とは
八っつぁんと並ぶ長屋の相棒
熊五郎(くまごろう)
熊五郎(くまごろう)とは、古典落語に八五郎とならんでよく登場する長屋の町人で、「熊さん」と呼ばれます。大工などの職人として描かれることが多く、噺によってそそっかしい役にも世話好きの役にもなります。
「粗忽長屋」では、八五郎に「お前は浅草で死んでいる」と言われ、首をかしげながらも納得してしまいます。浅草で自分の死体だと思い込んだ行き倒れを抱き上げ、「抱かれているのは確かに俺だが、抱いている俺はいったい誰だろう」というオチを言います。「湯屋番」では、勘当された若旦那を自分の家の二階に居候させ、湯屋(銭湯)へ奉公に出す世話役として登場します。
登場する話2
第2話
自分の死体を引き取りに行った男粗忽長屋
落語傑作集の第2話。早とちりのハチは、行き倒れを隣に住む親友のクマだと思い込む。「今朝会ったんだろう」という正論も勢いではねのけ、本人を連れてきて「自分の死体」を引き取らせるが、泣きながら抱き上げたクマは最後に答えの出ない問いにぶつかってしまう。
19ページ第11話
銭湯の番台で、妄想が声に出ていた湯屋番
落語傑作集の第11話。勘当されて居候中の若旦那は、あこがれの湯屋の番台に座ったものの、女湯はがらがら、男湯は汗くさいおやじばかり。退屈しのぎに始めた恋の妄想は、いつのまにか一人芝居になり、気づけば男湯じゅうの見物の的に。そこへ「下駄がない!」の声が飛ぶ。
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