六兵衛とは
身ぶりで僧を負かした蒟蒻屋
蒟蒻屋六兵衛(ろくべえ)
六兵衛(ろくべえ)とは、古典落語「蒟蒻問答」の主人公で、田舎で蒟蒻屋を営む面倒見のよい親方です。舞台は上州(いまの群馬県)の安中として語られることが多い噺です。
第5話では、江戸から頼ってきた八五郎を空き寺のにわか和尚にします。そこへ旅の僧が「問答」を申し込み、困った八五郎の代わりに六兵衛が和尚のふりをして座ります。一言もしゃべらない六兵衛を、僧は「無言の行」だと思い込み、手で丸を作ったり指を出したりして問いかけます。六兵衛は、それをすべて自分の蒟蒻の大きさや値段にけちをつけられたと思い込み、身ぶりで言い返します。僧はその答えを深い悟りだと受け取って、負けを認めて逃げ出します。