ヴィーナス(アフロディテ)とは
プシュケをねたむ美の女神
ウェヌス(ゔぃーなす)
ヴィーナス(ゔぃーなす)とは、ローマ神話の愛と美の女神で、ギリシア神話のアフロディテにあたります。ラテン語ではウェヌスと呼ばれ、愛の神エロス(クピド)の母です。
物語では、人々が人間の娘プシュケを「新しいヴィーナス」と拝み、自分の神殿がさびれてしまったことに激しく怒ります。息子を呼んで「あの娘を、この世で最もいやしい男に恋させなさい」と命じると、歌うネレイスたちやほら貝を吹くトリトンたちなど、海の神々を従えて海へ去っていきます。プシュケの不幸の始まりをつくった女神です。
アプレイウスは、パフォスやクニドス、キュテラといった、ヴィーナスをまつる名高い土地の名をあげて、その神殿が見捨てられたさまを描いています。原典では、のちに息子とプシュケの仲を知ってさらに怒り、プシュケに厳しい試練を与えます。