真間の手児奈とは
真間に伝わる伝説の娘
真間の手児奈(ままのてごな)
真間の手児奈(ままのてごな)とは、下総国の真間(今の千葉県市川市)に古くから伝わる伝説の美しい娘です。多くの男に想いを寄せられ、思い悩んだ末に身を投げたと伝えられ、『万葉集』にも彼女を詠んだ歌があります。
第7話「浅茅が宿」では、物語の最後に漆間の翁がこの伝説を語ります。夫を信じて待ちつづけて亡くなった宮木の真心が、昔の手児奈の哀れな話と重ねられ、勝四郎と読者の心に深い余韻を残します。
市川市には手児奈をまつるお堂があり、今も伝説の地として知られています。