貴船明神(貴船の神)とは
和泉式部に返歌をした神
貴布禰の明神(きふねみょうじん)
貴船明神(きふねみょうじん)とは、京都の奥、貴船の社(今の貴船神社)にまつられる神のことです。水の神として信仰され、恋の願いをかなえる神としても知られています。
第11話では、恋人が通ってこなくなった和泉式部が貴船に参り、川辺を飛ぶ蛍を自分の体から抜け出した魂のようだと歌に詠みます。すると「奥山にたぎりて落つる滝つ瀬の玉散るばかりものな思ひそ」(滝のしぶきが玉になって散るほど、思いつめてはいけない)という返歌が、男の声で聞こえたと『後拾遺和歌集』に言い伝えとして書かれています。原典には神の姿については何も書かれていません。