友忠とは
柳の精を妻にした若侍
友忠(ともただ)
友忠(ともただ)とは、小泉八雲『怪談』の「青柳のはなし」の主人公で、能登の大名・畠山義統に仕える若侍です。顔立ちがよく、学問と和歌にすぐれていました。
京への使いを命じられた友忠は、途中の越前の山で吹雪にあい、柳のそばの小屋に住む老夫婦の家に泊めてもらいます。そこで娘の青柳と出会い、和歌で想いを伝えると、青柳も和歌で心を返しました。友忠は主君の許しなく妻を迎えてはいけない決まりを破り、青柳を連れて京へ向かいます。京で青柳が細川家に召し上げられると、友忠は悲しみを漢詩に書いて送り、それを読んだ細川の殿の計らいで、二人は正式に結婚できました。
しかし5年後、青柳は「自分の木が切られている」と言って消えてしまいます。友忠は僧となって越前を訪ね、小屋のあとに残る3本の柳の切り株の前で供養をしました。