小泉八雲 怪談の登場人物
小泉八雲の怪談には、亡霊や雪女、のっぺらぼう、ろくろ首といった日本のお化けと、それに出会ってしまったふつうの人々が登場します。ここでは公開中の6つの話から、主人公や怪異の正体、物語を動かす主な人物を、話ごとのあらすじにふれながら紹介します。
登場人物一覧17
芳一 耳なし芳一
耳を奪われた盲目の琵琶法師
芳一(ほういち)とは、小泉八雲『怪談』の「耳なし芳一のはなし」の主人公で、赤間関(いまの山口県下関)の阿弥陀寺に住む盲目の琵琶法師です。琵琶をひきながら『平家物語』を語るのが得意…
1話に登場:第1話阿弥陀寺の住職
芳一をお経で守った和尚
阿弥陀寺の住職(あみだじのじゅうしょく)とは、「耳なし芳一のはなし」で、芳一の琵琶と語りの才能を愛し、寺に住まわせて暮らしを助けていた僧です。
2話に登場:第1話, 第2話鎧の侍(平家の亡霊) 鎧の侍(亡霊)
芳一を迎えに来る亡霊の武者
鎧の侍(よろいのさむらい)とは、「耳なし芳一のはなし」で、毎夜芳一を迎えに来る武者で、その正体は壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の亡霊です。
1話に登場:第1話老女(亡霊の女官) 老女(亡霊の女官)
平家の亡霊に仕える女官
老女(ろうじょ)とは、「耳なし芳一のはなし」に登場する、身分の高い人に仕える年配の女官で、その正体は平家の亡霊です。「老女」は昔、武家や貴族の家で奥向きを取りしきった女性の役目の…
3話に登場:第1話, 第4話, 第6話雪女 お雪(雪女)
吹雪の夜に現れる白い女
雪女(ゆきおんな)とは、雪の夜に白い着物の女の姿で現れ、人を凍らせると言われる日本の妖怪で、小泉八雲『怪談』の「雪女」では、のちにお雪と名のって人間の妻になります。
1話に登場:第2話巳之吉
雪女との約束を破った木こり
巳之吉(みのきち)とは、小泉八雲『怪談』の「雪女」の主人公で、武蔵の国に住む若い木こりです。年老いた木こりの茂作を師匠として、毎日いっしょに森へ通っていました。
1話に登場:第2話茂作
雪女に凍らされた老木こり
茂作(もさく)とは、小泉八雲『怪談』の「雪女」に登場する年老いた木こりで、主人公・巳之吉の師匠です。
1話に登場:第2話むじな(のっぺらぼう) むじな
顔のない姿で人を化かす獣
むじなとは、人を化かすと信じられていた獣で、小泉八雲『怪談』の「むじな」では、目も鼻も口もない「のっぺらぼう」の姿で人をおどかします。むじなはアナグマやタヌキを指す言葉として使わ…
2話に登場:第3話, 第4話京橋の商人
のっぺらぼうに二度会った老人
京橋の商人(きょうばしのしょうにん)とは、小泉八雲『怪談』の「むじな」の主人公で、東京の京橋に住む年寄りの商人です。八雲は、むじなを最後に見たのはこの商人だったと書いています。
1話に登場:第3話回龍 磯貝平太左衛門武連
ろくろ首と戦った剛の僧
回龍(かいりょう)とは、小泉八雲『怪談』の「ろくろ首」の主人公で、もとは九州の菊池家に仕えた磯貝平太左衛門武連という強い武士です。主家が滅んだあと出家して回龍と名のり、こわいもの…
1話に登場:第4話ろくろ首
夜に首が抜けて飛ぶ化け物
ろくろ首(ろくろくび)とは、首が長くのびたり、体から抜けて飛び回ったりする日本の化け物です。小泉八雲『怪談』の「ろくろ首」では、首が体から抜けて飛ぶタイプとして描かれています。
1話に登場:第4話関内
茶碗の中の顔を飲み干した若党
関内(せきない)とは、小泉八雲『骨董』の「茶碗の中」の主人公で、中川佐渡守という殿さまに仕える若党(身分の低い若い家来)です。
1話に登場:第5話式部平内
茶碗に映った謎の若侍
式部平内(しきぶへいない)とは、小泉八雲『骨董』の「茶碗の中」で、関内の茶碗のお茶に顔が映っていた若侍です。人なのか、亡霊なのか、化け物なのか、正体は最後まで明かされません。
1話に登場:第5話友忠
柳の精を妻にした若侍
友忠(ともただ)とは、小泉八雲『怪談』の「青柳のはなし」の主人公で、能登の大名・畠山義統に仕える若侍です。顔立ちがよく、学問と和歌にすぐれていました。
1話に登場:第6話青柳
若侍に嫁いだ柳の精
青柳(あおやぎ)とは、小泉八雲『怪談』の「青柳のはなし」に登場する美しい娘で、その正体は柳の木の精です。越前の山の、柳のそばの小屋に年老いた両親と暮らしていました。
1話に登場:第6話細川の殿
二人の恋をかなえた京の大名
細川の殿(ほそかわのとの)とは、小泉八雲『怪談』の「青柳のはなし」に登場する、京の大名です。
1話に登場:第6話笑門亭福来
百物語の夜を語る噺家
笑門亭福来(しょうもんてい ふくらい)とは、Manga Portal の漫画「怪談傑作集 ―百物語の夜―」で、全話の語り手をつとめる噺家です。小泉八雲の原典には登場しない、漫画版…
7話に登場:第1話, 第2話, 第3話, 第4話, 第5話, 第6話, 第7話