原典について
狂言傑作集 ―笑いの六百年―
- 地域
- 日本
- 成立
- 室町時代〜江戸時代(『狂言記』1660年刊)
- 作者・編者
- 作者不詳(伝承)
- 原語
- 中世の日本語
田舎大名(主人)は、領地をめぐる訴訟のため家来の太郎冠者・次郎冠者を連れて京都に長く滞在している。めでたい席のために太郎冠者を都へ買い物に出せば、詐欺師に古傘をつかまされ(第1話 末広かり)、留守番を頼めば「猛毒の附子」の壺を空にされ(第2話 附子)、縛っておけば縛られたまま酒蔵を空にされる(第3話 棒縛)。強い家来が欲しいと募集すれば蚊の精がやってきて相撲で血を吸われ(第4話 蚊相撲)、風流を気取って萩見物に行けば和歌が詠めずに大恥をかく(第5話 萩大名)。それでも、狩りの途中で出会った猿曳と小猿の健気な姿に涙して命を助けるような、根は情の厚い主人だ(第6話 靱猿)。一方、都の外では修行帰りの腹ぺこ山伏が柿を盗んで鳥のまねをさせられ(第7話 柿山伏)、懲りずに今度は化け茸の退治に挑んで大失敗する(第8話 茸)。伊勢参りの支度に出された太郎冠者は酒に酔って褒美の素袍を落とし(第9話 素袍落)、そしてついに訴訟に勝った主人は、帰郷の前に参った寺の鬼瓦を見て、故郷の妻を思い出して泣き出す——。主人と家来の騙し合いと笑いの日々は、「早く国へ帰ろう」という大笑いで幕を閉じる(第10話 鬼瓦)。 ※原典の狂言はそれぞれ独立した一曲で、「大名」「主人」「太郎冠者」は曲ごとの役柄(類型)であり同一人物ではない。本シリーズでは、大名狂言の多くに共通する「訴訟のため在京する遠国の大名」という設定(萩大名・鬼瓦など)を枠にして、主人・太郎冠者・次郎冠者・山伏を同じ人物として通しで登場させる脚色を行う。
この漫画は AI(台本・作画)で自動生成しています。登場人物・出来事は原典に基づく部分と創作部分があります。