原典について
エロスとプシュケ ―見てはならない夫―
- 地域
- ローマ
- 成立
- 2世紀後半(170年ごろ。北アフリカ出身のローマ帝国の作家アプレイウスの小説『変身物語(黄金のろば)』全11巻のうち、第4巻28節〜第6巻24節に挿入された物語)。物語の舞台は神話の時代のギリシャ・小アジアの王国
- 作者・編者
- アプレイウス(Lucius Apuleius)。北アフリカのマダウラ出身のローマ帝国の哲学者・弁論家。英訳は William Adlington(1566年。本作の所在に使う Gutenberg の本は1639年版の復刻)
- 原語
- ラテン語(2世紀の散文)。参照する英訳は初期近代英語(Adlington 1566年)
国でいちばん美しい王女プシュケは、人々から女神のように拝まれ、ヴィーナスの嫉妬を買う。求婚者は来ず、父が神託を求めると、山の岩の上で「嫁ぐ」ように告げられる。プシュケは自分の足で山へ向かい、風に運ばれて、声だけの召使いがいる黄金の宮殿に着く。そこへ闇の中だけで会う夫が現れ、「私の姿を見てはいけない」と告げる。プシュケは、その言葉と自分の気持ちを秤にかけて、残ることを選ぶ。やがて、嫉妬した姉たちがプシュケの心に疑いを植え、ある夜、プシュケは灯りを掲げる。そこにいたのは、神の青年だった。一滴の熱い油で夫は目を覚まし、「疑いのあるところに愛はとどまれない」と言って飛び去る。プシュケは夫を探して神々の社を巡り、ヴィーナスの試練(種分け・金の羊毛・冥河の水・冥界の箱)を、助けを借りながらやりとげる。最後の箱を開けて眠りに沈んだプシュケを、夫が目覚めさせ、神々の前で二人は結ばれる。性的な描写はせず、夜は暗転し、まなざし・灯り・声・手のぬくもりだけで、見る勇気と選ぶ勇気を描く。
この漫画は AI(台本・作画)で自動生成しています。登場人物・出来事は原典に基づく部分と創作部分があります。